薬物療法と認知行動療法を続けても、なかなか回復しなかった時期がある。仕事にも行けず、精神的にも経済的にも厳しい日々が続いた。自費で強迫症に詳しい臨床心理士のカウンセリングも受けていた。
そんな中で、自分なりに勉強しようと多くの本を読んだ。医師に勧められた本もあった。読みすぎるのもどうかと思いながらも、読み続けた。
その中で、特に助けになった2冊を紹介したい。
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強迫症を治す 不安とこだわりからの解放(幻冬舎新書)亀井士郎・松永寿人
この本の著者のひとり、亀井さんは精神科医でありながら自身が強迫症になった経験を持つ。
精神科医という立場で病気のメカニズムを誰よりも理解していても、強迫症はそう簡単には克服できない。それでも亀井さんは強迫症と向き合い、うまく付き合う方法を構築し、実際に行動に移した。
この本を読んで、強迫症を寛解まで持っていけた人がいるということを知った。それだけで、勇気づけられた。
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強迫症を克服する 当事者と家族のための認知行動療法 矢野宏之
著者の矢野さんは心理士として多くの強迫症患者と向き合ってきた経験から、治療の方法だけでなく、家族がどう関わるべきかまで踏み込んで書いている。
強迫症のメカニズム、曝露反応妨害がどういうものかを理解するのに役立った。そして特に、家族にも読んでほしい内容が書かれている。
強迫症の症状は、健常者には理解しにくい。家族でさえ理解できないことが多い。理解しようとするあまり、無意識に強迫行為に巻き込まれてしまうこともある。巻き込まれが続くと、患者の症状はむしろ悪化する。間違った関わり方が、家族関係を壊すこともある。
だからこそ、患者だけでなく家族にも強迫症を理解してほしい。この本はそのための一冊だと思っている。
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強迫症に関する本は多くない。その中で、当事者として読んで助けになった本を今後も少しずつ紹介していきたいと思っている。
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ミナト